決めるときは、決める

LAでお世話になったKim Rees。彼の一言で、とても印象的だったものがあります。

Wendy’sの撮影で、額縁のなかに飾るためのグラフィックを制作したときのこと。事前にKimと相談し、いろいろなパターンを提案することにしていたため、10パターンを制作。出来上がったものを印刷し、監督に提案する前にKimに見せました。

1つ1つを見比べること10秒。するとKimは2枚だけ選び、残りを捨ててしまったのです。

驚いて、一瞬理解ができませんでした。捨てられてしまった8枚にも結構な時間や新しく買った素材の費用がかかっている。そもそも、事前に相談した上で複数のパターンを作ったのに、なぜ?

Kimはこう言いました。

「You’ve got to make a decision!(決めるときは決めるんだよ!)」

クライアントからの「OK」を得るために、デザイナーには幾つものオプションを用意するスキルが必要です。しかし時には思いきった決断が必要な時もあり、その勘こそが、実は一番重要なのかもしれません。Kimの一言で、僕はそれに気づきました。


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