代表・今井伴也のメッセージ

ナラの樹は映像美術の会社ですが、制作を行うだけでなく、美術デザイナーの育成や業界のワーキングコンディションの改善にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

現在、日本の映像業界では長時間の拘束やハードスケジュールなどが常態化しており、若手デザイナーが自立しにくい環境となってしまっています。これは健康的ではないと、僕は危機感さえ覚えています。

また、日本ではフリーランスのスタッフが非常に少ない。現実的に、フリーランスでは仕事がしづらいという業界構造になっているのです。

僕はハリウッドでも仕事をしてきました。ユニオンがしっかりと機能しており、拘束時間はもちろんのこと、設備やギャランティの設定に至るまで、さまざまな環境が日本とは異なります。そして、ほとんどのスタッフがフリーランスです。

これは、どちらが良いとか悪いとかいう話ではありません。また、伝統や慣習を否定しているわけでもないのです。しかし日本から海外を、海外から日本を見てきたからこそ、思うのです。優秀な人材の多い日本で、才能が埋もれてしまいがちな環境は勿体ないと。

そこで僕はまず、このサイトやSNSで制作プロセスやノウハウをオープンにしていくことにしました。今後は業界内でノウハウを共有できるようなプラットフォームを作る構想もあります。若手やフリーランスのデザイナーがスムーズに活動し、また仕事の幅を拡大させていくためには、そうした情報を手に入れやすい場が不可欠だと考えるからです。

そして、もし、美術デザイナーを目指す方やデザイナーとして独立をしたい方で、僕の考えに共鳴し、一緒に働きたいと思ってくださる方がいれば御連絡ください。僕が持つ知識・知恵・経験など、すべてお伝えします。

今井伴也