ハリウッドの撮影スタイル

今回LAに来てから初めての撮影は、AFIの学生映画でした。

こっちで現場に立つという感覚を思い出せて、とても良い経験だったと思います。自分が日本で培った経験や技術をきちんと表現できれば、評価が得られることも実感できた。相手がプロであれ学生であれ、「また一緒に働きたい」と思ってもらえることは価値のあることです。

さて、久しぶりにLAでの撮影を経て、やはり日本とは異なるなぁと思うことが沢山ありました。今回も学生映画とはいえ、撮影はハリウッドスタイル。ケータリングが充実していたり、12時間以上撮影しないと決まっていたり、必ずお昼ご飯を1時間みんなで取ったり。日本の低予算プロダクションよりもしっかりしていました。クルー全員がウォーキー(トランシーバー)をもらえるのもハリウッド文化。どんな助手でも、きちんとトランシーバーを渡されます。

スレート(カチンコ)の打ち方

カチンコとは、小さな黒板の上に拍子木をつけたもの。黒板にはカットやシーン番号などが書いてあり、助監督がカチンと鳴らす道具です。撮影現場のコントなどでもよく使われてるので、ご存知の方も多いかもしれません。

このカチンコを打つタイミングが、日本とハリウッドでは異なります。ハリウッドでは監督の「アクション」の前、日本では後です。正確にいえば、ハリウッドではカメラが回ったらすぐに打ち、「アクション」は監督が好きなタイミングで言います。しかも日本では割と大きな音で打ちますが、ハリウッドでは音声さんに聞こえれば良い程度で、周りにはほとんど聞こえません。そしてカットがかかった後のカチンコも違います。日本では2回カチカチン!と鳴らしますが、ハリウッドでは音声さんが自分でマイクにだけ聞こえる音でビープをいれて、カットの印にします。

カチンコの目的を考えれば、僕はハリウッド式が理にかなっていると思いますが、日本のように音が響き渡ることで生まれる緊張感が良いという人もいます。日本でのカチンコは、風習的な意味合いの方が強いのかもしれません。

お昼ご飯はホットミール

IMG_2023日本の撮影現場で食事をするときにはお弁当が出ることが多いですが、そもそもアメリカには「弁当」というものがありません。冷えても美味しいお弁当がないので、必ず暖かい料理を出します。

ミール以外のケータリング(お菓子やドリンク)も充実。写真にあるのは、このとき発見したMikywayというチョコ。大好きなので、テンションがあがりました。