ハリウッドにおけるユニオンの重要性

営業メールの反応は良くないままでしたが、立ち止まっているわけにはいきません。そこでさらに営業メールを追加。今回はProduction Designerで検索し、HPを公開しているデザイナーに直接送ることにしました。

後日、Dave BlassとCarlos Barbosaから返信が。二人ともテレビドラマ業界の巨匠で、エミー賞も受賞しているデザイナーです。

その後、Dave Blassは僕のLAでの仕事において大きな部分を占めることになる人物です。彼が最初のメールで僕に投げかけた質問が、この地で仕事をしていく上で最も重要なものであることは、このときの僕は気づいていなかったのですが。

「ユニオンに入っているのか」

Daveからのメールに書いてありました。僕はユニオンに入っていませんでした。

そういえば以前、Kim Reesにも同じ質問をされたことを思い出しました。そのときKimは「ユニオンに入っていないとコマーシャルの現場で働けないんだけど、秘密にしておいてあげる。仕事を続けていれば、いずれどこかで入れるよ。」と言われていたので、あまり気にしていなかったのですが、やはりユニオンは重要な存在らしい。

するとDavidは「今晩ADG(Art Directir’s Guildというユニオン)で打ち合わせがあるから、そこでPortfolio Reviewというシステムについて聞いてみよう。それで君をユニオンに入れられるか試してみよう。」と言ってくれました。僕を雇うことを真剣に考えてくれたようで、心からありがたく思いました。

この時点ではADGがどういう組織で、それが何を意味するのか、まだ僕は詳しく知りませんでした。その後、数日間のなかで会う人達に沢山のことを教えてもらうことになります。


あわせて読みたい